2013年5月20日月曜日

「~だけじゃない?」訪問薬剤師



「訪問薬剤師」
この言葉、きいたことありますか?

多くの人がこう答えると思います。

「えっ、薬剤師って訪問するの?」
『薬剤師って「調剤薬局の窓口で白衣を着て薬を渡してくれる人」じゃないの?』

・・・・・・じゃないんです。

今回は、そんな「訪問薬剤師」の役割について紹介します。


訪問薬剤師さんたち



何をどう飲んだらいいか解らないよ…


訪問看護に伺って
「今飲んでいるお薬を見せてください」とたずねると
ベットサイドに薬の袋がいくつも入ったスーパーの袋が無造作に置かれていたり、薬の残っている数もバラバラで、どうやらきちんと飲めていない様子。


こんなとき患者さまは
「薬がいっぱいありすぎて、飲んだか飲まないかわからなくなる」
「薬だけでおなかいっぱい」
「もう良くなったから飲まなくてもいいんでしょ?」

薬をきちんと処方どおり飲めていないと、治療の効果が発揮されす、病気が悪化する可能性があります。



こんな症状も要注意

「なんだか眠くて仕方ない」
「最近食欲がない」
「便が出にくい」
なども、薬を正しく飲んでいないことで起こる症状かもしれないのです。


薬剤師は薬の面で患者さまをやさしくサポート

そこで訪問薬剤師は薬を正しく飲んでいただくために

  • 朝昼夕と一回ごとに飲む薬のサンプルを作る
  • お薬カレンダーの提案や一回ごとの薬をセットする
  • 薬局からもらう「お薬説明書」を患者さまに合わせて新たに作る
 など、患者さまが自分のお薬を自分の身体のために正しく飲んでもらえるように様々な工夫をしています。

そうして、病気が悪化せずに、薬が原因で体調不良を引き起こしていないかを観察していきます。

薬を正しく飲んで、体調も良くなり、毎日生き生き暮らす患者さまたち。

薬の専門知識を持つ訪問薬剤師の存在は、在宅患者さまだけではなく、訪問看護師や医師にとっても、頼りになる存在です。

「薬局の窓口だけじゃない!薬剤師も訪問します」




















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