2013年2月18日月曜日

悪くなったら受診すればいい?

こんにちは
訪問看護からの投稿です。

先日の「訪問看護をつかいこなそう」の研修で事例提供したケアマネさんから、こんな話がありました。

『利用者の状態が不安定で発熱を繰り返し、そのたび受診に行っていましたが、受診も負担になったため、主治医に訪問看護の利用をお願いしました。ところが、主治医から

「訪問看護がはいっても仕方ないでしょ。具合が悪い時は受診して入院すればいいんだから」

と言われ何回かお願いしたけどだめだったので、主治医を変えて訪問看護をお願いしました』

「・・・・・・・・・。」

憤りを感じたのは言うまでもありません。

医療の現場で「医師」と「看護師」って一番密接でお互いの仕事を理解している存在であるはずなのに、訪問看護ステーションの顧客でもある医師にすら、まだまだ訪問看護の機能や役割が浸透していない!

そして、訪問看護の必要性を訴えることにケアマネさんが奔走しているという現実。

私たち訪問看護師が、「伝える」ことにもっと力を注いでいかなければと、これからの課題を重く受け止めました。

さきのケアマネさんのケースは、入院の度に生活の質が低下していたけど、訪問看護導入によって病状の変化時は主治医と連携して自宅で点滴ができ、その後一度も入院することなく安心して生活できるようになったそうです。

訪問看護は、病状が安定し安心して生活できることをサポートします。

そのうえでその人らしくしたいことが実現できるのです。


伝えよう!訪問看護の実践を!








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