こんにちは。訪問看護からの投稿です。
2月2日土曜日、第9回褥瘡セミナーが鴨川グランドホテルで開催されました。
なんと、医療関係者、ケアワーカーが300人弱集まりました。褥瘡ケアに対する関心の高さがうかがえます。
今回のテーマは『褥瘡をどうみる・どう治す』
セミナーの後半のシンポジウムで、シンポジストを務めました。
テーマは「症例からみる褥瘡ケアの秘訣」
症例は、ピックアップウォーカーを使用して室内歩行は自立していた90代の男性。1ヶ月間の施設入所の間に褥瘡を形成し在宅療養を再開した時点から治癒まで、訪問看護師の褥瘡ケアマネジメントの実際を紹介しました。
ポイントは以下の3点です
1)褥瘡形成の要因を明らかにし原因を排除すること
2)患者家族の生活や介護状況、思考パターンや行動パターンを考慮した適切なケア方法を立案しモニタリングを行うこと
3)他職種へのケアの統一と役割分担
そして「褥瘡は原因の除去なくして治癒なし!!」とまとめました。
褥瘡ができると、つい創傷に注目し、薬剤やドレッシング剤をどうしようかあれこれ迷いがちですが、褥瘡はできるべくしてできたのです。
その方にとっての褥瘡発生リスク要因をしっかりと把握すること=予防に重点をおいたケアプランの重要性を参加者が再確認しました。明日へのやる気がわき出るようなセミナーでした。
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